台風１２号はいつの間にか通過し、被害も無し!!
ホッと一安心な瓦屋です。
けど、台風シーズンはまだ続きます…。
今回は、
小城市三日月町から、屋根を見てほしいとの問い合わせがあり、
伺いました。
「なんか漆喰のはずれてるようだ」との事
屋根で確認


確かに漆喰が外れてます。
以前の工事では、土の上に漆喰を塗る工法でしたので、こういう症状はよくあります。
「今後、メンテナンスを極力減らしたい」
希望でしたので、部分補修ではなく、棟の全数を補修する事にしました。
まずは、撤去

棟瓦を外すと、漆喰がボロボロ落ちてきます。

棟瓦を支えていた木材も腐ってます
漆喰、土、木材を撤去し、金具を補強

新しく木材を留めて、
ここで登場するのが、従来の工法とは全く異なるコレ、

「ハイロール２」
乾式工法で粘着テープで桟瓦と固定します。
重量も１／３程度になり、今後は漆喰のメンテナンスもゼロです。

最後に棟瓦を戻し、パッキン付きで防水性の高いビスで、一枚に付き２本を留め作業完了です。
これで、安心していただけます。
漆喰が外れた弊害として、雨樋が詰まり、水が溢れるなどの症状もありますので、
たまには、雨の日に屋根を見上げてみて下さい。