地震大国である日本では、屋根瓦の地震対策は非常に重要です。
瓦屋根は、他の屋根材と比べて重量があるため、地震の揺れによって瓦が落下したり、屋根全体が倒壊するリスクがあります。
しかし、適切な地震対策を施すことで、瓦屋根の耐震性を高めることができます。
主な地震対策法は以下の通りです。
1. ガイドライン工法での棟の積み直し
- 瓦屋根の棟部分は、地震の揺れで崩れやすい箇所です。
- ガイドライン工法は、棟瓦を全て連結し、建物にしっかりと固定する工法です。
- 従来の工法に比べて耐震性が高く、地震による被害を軽減することができます。
- 既存の棟をガイドライン工法で積み直すことで、耐震性を向上させることができます。

2. 瓦の固定方法の見直し
- 従来の瓦屋根は、瓦を葺き土で固定していましたが、近年では、瓦を釘やビスで固定する工法が主流となっています。
- 釘やビスで固定することで、瓦のズレや落下を防ぎ、耐震性を高めることができます。
- 特に、棟瓦や軒先瓦など、地震時に落下しやすい箇所は、しっかりと固定することが重要です。

3. 防災瓦への葺き替え
- 防災瓦は、従来の瓦に比べ、軽量で耐震性・耐風性に優れています。瓦同士が噛み合うロック構造と、釘やビスによる固定により、ズレや落下を防ぎます。
- 耐久性にも優れており、50年以上長持ちします。
- また、防水性も高く、雨漏りを防ぎます。さらに、瓦と下地の間に隙間があるため、通気性が良く、結露を防ぐ効果もあります。

4. 耐震補強
- 屋根の構造自体を強化することで、耐震性を高めることができます。
- 例えば、屋根の垂木を増やしたり、太くしたりすることで、屋根の強度を高めることができます。
- また、耐震金具を取り付けることで、屋根と建物の接合部を強化することができます。
5. 屋根全体の点検・メンテナンス
- 定期的に屋根全体の点検を行い、瓦のズレや破損、漆喰の剥がれなどをチェックしましょう。
- 早期に発見し、補修することで、地震による被害を最小限に抑えることができます。
- 専門業者に依頼して、点検・メンテナンスを行うことをおすすめします。
その他
- 瓦屋根の耐震性を高めるには、上記のような対策を総合的に行うことが重要です。
- 専門業者に相談し、建物の状況や周辺環境に合わせた適切な対策を検討しましょう。
地震はいつ起こるか分かりません。日頃から備えをしておくことが大切です。
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