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屋根知識 第5弾

今回は、瓦の種類、工法についてです。
大きく、「和」と「洋」の二つに分けられます。
「和」
・本葺き
・引掛け葺き
・その他
本葺き―平瓦と丸瓦とを組合わせて葺く工法。日本古来の工法であり、主に寺院建築に使われる工法です。
平瓦と平瓦の接点に丸瓦を被せる工法なので、屋根の重厚感はあり、普通の瓦に比べて風にも強く、耐用年数が長い等の特徴がありますが、使用する材料が多いので、コストもあがり屋根荷重が重くなるので、それに合わせた建築構造も強固にしなければなりません。

(左)平瓦  (右)丸瓦

平瓦を敷き並べて、継ぎ目に丸瓦を並べる

引掛け葺き―屋根下地に横方向に桟木を打ちそれに瓦を引っ掛けて葺く工法です。
現在の主流の工法で、瓦がずり下がらない、瓦を釘打ち出来るなどの丈夫さを優先した工法で、耐震・耐雪・耐風の力を発揮します。


「桟木」を打ち、それに瓦の裏の凸ちんを引っ掛けて、釘で留めていきます。

「洋」
形状は、

・平板(㈱鶴弥 スーパートライ110)

・S形(石央瓦販売㈱ ニューセラS)
の、代表的な2タイプになります。
現在、新築物件の和・洋の割合は、4:6程度で洋が多いです。
シンプルなお宅が増えて来ていますからね。
工法は引掛け葺きになりますので、「和」と施工要領は一緒です。
「和」は棟が、熨斗(のし)積み、

「洋」は丸瓦のみという感じが多いです。

不定期な、屋根知識講座。またお楽しみに!!

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