去年年末の施工案件です。
8月の大雨後に佐賀市の某自治会より連絡を頂きました。
「神門が大変な事になってる!!」
現場を確認してみると、
棟が崩れてます!!
以前より棟内部への雨水の滲入があっており、土の強度が弱くなり、
あの大雨で、崩壊したと思われます。
自治会と相談し、安全性を考慮し、
補修でなく、葺き替えで決定しました。
既存の粘土瓦を撤去し、
下地の確認、補修を行い、
新規ルーフィング張り。
瓦は三州産いぶし瓦に。
ケラバ部の箕の甲は残し、
降り棟は設置しない。
本棟も瓦ガイドライン工法の防災棟で施工を行い、
屋根の防災性は格段に向上してます。
屋根の角には、「隅蓋(すみぶた)」の桃を取り付けました。
裏の隅蓋は元々あった古い桃を取り付け。
簡単な紹介になりましたが、以上になります。
施工前
↓
葺き替え完了
何とか、年内に完了し、
安心して初詣を出来る状態になったので、
自治会の皆様にも喜んで頂けました。
ありがとうございました。
佐賀市 神社の門の葺き替え
morikawara