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建造物紹介 〜楠原教会〜

こんにちは。
有限会社 森石州瓦です。

今日はちょっと変わった建造物の紹介をしますね。
長崎県の五島列島に旅行へ行った知人から送られてきた
『楠原教会』の写真。

正面から見ると、赤レンガのゴシック様式の厳かな風貌ですが…
横から見るとなんと屋根瓦!
和と洋が混在する不思議な造りになっています。

楠原教会は1912年に建てられた教会です。
年月の経過と共に部分的な補修を繰り返し、
昭和43年には大がかりな増築・補修工事が行われ現在に至ります。

設計は鉄川与助と言われています。
現在の新上五島町出身の大工である彼は『教会建築の父』と呼ばれ、
九州各地のカトリック教会の設計・施工に携わっているそう。
(ちなみに、佐賀公教会も鉄川与助が設計していますが戦災で現存していません)

当初から赤レンガと屋根瓦が使われていたのか、
どこか補修の段階でこうなったのかは調べても分からずでした。
瓦の種類などの詳細も気になるところですが、そこまでは公開されていないようで残念です。

彼自身は生涯、仏教徒だったそうなので、
こういった和と洋が折り合う造りにも抵抗がなかったのかもしれないですね。
和と洋をバランスよく取り入れることは、宗教を超えて一般家庭でも見られます。
柔軟な考え方はいつの時代も大切ですね。

五島列島に旅行へ行くことがあれば、是非楠原教会へも足を運んで見てください。
知人は一泊旅行で、5つの教会を巡ったそうですよ。

【住所】
〒853-0703
長崎県五島市岐宿町楠原736番地3
【内覧時間】
9時〜17時(但し、ミサや冠婚葬祭時は不可の場合も)
※コロナの影響で、8月は閉鎖していたそう。
【休日】
なし
【入館料】
無料
【アクセス】
福江港から車で25分

瓦についてのご質問、屋根リフォームなどのご相談は森石州瓦へどうぞ。

有限会社 森石州瓦
住所:佐賀県佐賀市大和町久池井1688-4
TEL:0952-62-3899

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