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屋根知識 第3弾

二日続けての講座の時間です。
昨日の記事についての質問で、
「唐津市の山田地区は、赤瓦が多いですが・・・」
との質問を頂きましたので、
について。
瓦の色はたくさんありますので、主な色を紹介します。
セメント瓦は塗装ですので、今回の内容からは省きます。
瓦の色は茶碗などと同じ「釉薬」という薬品で変わります。
最近の一般的な瓦の色は「銀黒」という色です。
壁の色などとの関係で無難に選ばれるようです。
この4色の中では歴史は浅いみたいです。

石州瓦の始まりは「甕瓦(カメガワラ)」と呼ばれていたようです。
甕は漬物とは漬けるアレですね。
今でも年配の方が、石州瓦の事を甕瓦と良く呼ばれます。
私が意味を知らない時は「亀瓦」と思ってました。
(亀の甲羅のように硬い瓦だから・・・?)
今、思うと恥ずかしい。
始まりの時点ではその甕の色「来待色」のみだったそうで、それで赤っぽい色が多いみたいです。
来待とは、島根県出雲地方で産出される「来待石」の粉を釉薬で使用しているので、独特の赤っぽい色がでるようです。
私もこの色は好きですね。

来待色
しかし、多彩な色がある中で最近でも山間部では赤色を使用されているのは、「山の緑」と「屋根の赤」がマッチするのでは?
と言う見解です。
集落の中で、景観を考えて同じような色にしている集落も全国にはあるみたいです。

赤色
実際、黒などの屋根でしたら、目立ちませんし・・・。
唐津市の上場地区、山田地区に多いです。
ぜひ、呼子方面に行かれる時は、海岸線ではなく、山越えで行って見て下さい。
それから、赤系は黒に比べると屋根が大きく見えるからも、あるのでは。と、私の勝手な考えです。
黒は、重厚感が出すぎるような気がします。
赤州瓦とは私は聞いた事はありませんが、唐津市山田地区は石州瓦の赤瓦だと思います。

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