こんにちは。
有限会社 森石州瓦です。

皆さんは、首里城に行ったことはありますか？
今日は首里城復興について、少し話をしたいと思います。

2019年10月31日に、正殿を含む8棟が火災により被害を受けた首里城は、2026年の再建・復興に向けて、現在、工事が進んでいます。
2022年11月には正殿の起工式を行い、工事の安全を祈願しました。

首里城の特徴の一つは『赤瓦』です。
この赤瓦の原材料は「クチャ」と呼ばれる、沖縄本島の中南部に豊富な黒っぽい泥岩です。そこに赤土を少量加えて成形し、自然乾燥させた後に焼き上げることで、独特の赤色になります。
しかし、この独特の製法には高い技術が必要です。正殿だけで約6万枚、全体では約30万枚が必要となり、その1枚1枚に漆喰を塗り込んでいきます。職人の高齢化と後継者不足が深刻な中、沖縄県赤瓦事業協同組合が一丸となって、赤瓦の製造・制作に取り組んでいるとのことです。

行政機関のみならず、多くの企業・団体・個人が取り組んでいます。
実は、首里城の消失は今回が5回目とされており、火災後は宮崎県や鹿児島県からも木材提供の申し出がありました。
森石州瓦と付き合いのある会社も施工に携わっているので、私も勉強を兼ねて同行できたら…と考えているところです。

現在の首里城は『見せる復興』として、復元の過程を目にすることができるようですので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

首里城は沖縄県民の心の拠り所でもあります。
一日も早い再建を願っています。

瓦についてのご質問、屋根リフォームなどのご相談も森石州瓦へどうぞ。

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